最適な通路幅
おはようございます!
こんにちは!
そして、こんばんは!
OKAZAKI JUTAKUです(^^♪
前回は、見落としがちな「物の位置」
についてお話させていただきました。
(前回の記事「気を付けたい、物の位置」)
家の間取りを決める際
図面が出来上がったら
必ず確認してもらいたい
"通路幅"があります。
この幅を見誤ってしまうと
実際に住み始めてから
狭すぎて、または広すぎて
使いにくいという
問題がでてきます。
間取りは一度決定すると
なかなか変更が難しい
項目でもあります。
今回は、間取りが決定する前に
確認していただきたい
様々な"通路幅"を
ご紹介したいと思いますので
ぜひ間取り決めの参考に
してみてくださいね(^^♪
①廊下
一般的な住宅では
「尺モジュール」という寸法が
採用されるケースがほとんどで
廊下はこの尺モジュールの
910㎜が一般的な幅になります。
ここで気を付けなければいけないのが
910㎜が実際の廊下の幅ではなく
そこから壁や柱などの厚みを
除いた75~80㎝程が
実際の廊下の有効幅となります。
廊下で人がすれ違うのに
必要な幅は最低78㎝、
車椅子が通る為には
90㎝以上の幅が必要です。
②階段
階段の幅は75㎝が最低基準ですが
少し広めの85㎝前後あると
使いやすいと言われています。
もう一つ階段の幅で
チェックしてもらいたいのは
踏面(奥行き)と蹴上(高さ)です。
踏面は23㎝前後
蹴上は18㎝前後あると
階段の角度は38度程になります。
角度が急すぎると危険なので
このくらいの角度があれば
子どもや高齢者でも
安全に上り下りができます。
③キッチン
一般的なキッチンの通路幅
(キッチンとカップボードの間)は
80㎝~120㎝と幅広く
どんな使い方をするかで
適切な幅が変わってきます。
ほとんど一人でキッチンに
立つことが多く
後ろに手を伸ばせば
カップボードに手が届く
距離なら90㎝前後が
使いやすい幅です。
夫婦や親子など2人で
キッチンに立つことが多いなら
通路幅は110㎝以上あると
使いやすいでしょう。
④ダイニング
ダイニングテーブルの周囲は
人の出入りが多く
特に家族が椅子に座っている
後ろを通る際に
毎回ぶつかってしまうような
狭い幅だと、ストレスも
大きくなってしまいます。
椅子に人が座っている状態で
その後ろを通るのに
必要な幅は最低でも60㎝
ゆとりをもって通れる
通路幅なら90㎝が必要です。
⑤扉
扉は尺モジュールの場合
図面上は910㎜になっていても
廊下と同様、そこから壁や柱の厚み
更にドア枠の幅を除いたものが
実際の扉の幅になります。
そこから更に、開き戸の場合は
ドアの厚みの分が
邪魔をしてしまいますので
実際の有効開口寸法は
60~66㎝程度に
なってしまいます。
冷蔵庫や洗濯機、テレビなど
大型の家電や家具などは
掃出し窓から搬入する
手段もありますが
どうしても扉を通らなければ
いけない間取りの場合は
家具・家電のサイズと
扉の幅に注意が必要です。
そこで、開き戸の開口幅に
不安がある場合は
引き戸にするのがおすすめです。
引き戸であれば、開き戸に比べ
有効開口を広くとることができますし
ドアの厚みやハンドルが
邪魔をすることもありませんので
搬入経路を広く確保することができます。
このように、家の
様々な場所によっても
使いやすい通路幅が
違っていることが分かります。
通路幅は狭すぎると
圧迫感が出て使いにくく
逆に広すぎても無駄が生まれ
使い勝手が悪くなってしまいます。
それぞれの家庭の家族構成や
ライフスタイルに合った
通路幅を確保できるよう
気を付けてみてください。
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